3月29日のニュースです。
資源エネルギー庁が29日発表したレギュラーガソリンの全国平均価格(27日時点)は
2週連続の値上がりとなり前週と比べ0.5円高い1リットル168円だった。
1週間前の20日時点では前週と比べ0.1円高い価格となっており、
10週間ぶりの値上がりとなっていた。
ガソリンの原料となる原油のアジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は28日、
一時1バレル77.2ドル前後と前週から上昇した。
原油相場の上昇はガソリン価格の上昇圧力となる。
政府は2022年1月より石油元売りなどに補助金を支給してきた。
給油所への卸値を抑えて店頭価格の上昇に歯止めをかけるのが狙いだ。
23〜29日分の補助額は9.5円、価格の抑制効果は9.5円だった。
ガソリン価格は補助金がなければ4月3日時点で176.1円になると見込まれる。
目標とする168円との差8.1円が30日から1週間の補助額となる。
石油情報センターは金融不安の懸念などを背景に、足元の原油価格は下落しているが、
補助金の支給額を調整すると来週以降も横ばいの傾向になるとみられると話す。
ガソリンの価格は政府の補助金によって高騰が抑制されてきたが
2023年に入ってから補助金の上限を徐々に縮小してきている。
また高騰すれば私たちの生活にも影響が考えられます。
今後の動向からも目が離せません。